2024年の1月27日に発売された『LEGACY OF DESTRUCTION』に新規テーマとして登場した【天盃龍】ですが、4月27日発売の新弾『INFINITE FORBIDDEN』でも新規カードが収録されることが決まり、さらにパワーアップしましたね。
後手でのワンキル力が向上したほか、専用罠の登場により、相手のメインフェイズを終了させるといった強力なスキップ効果を持ったカードで遅延をし、返しのターンで再びワンキルを狙うといった動きも可能になりました。
そこで今回は、よりパワーアップした【天盃龍】がどのように強くなったのか、展開方法や回し方を図解で解説しながらお伝えしてまいります!
新規対応版【天盃龍】の最強ワンキル展開の回し方徹底解説!
《天盃龍パイドラ》 | 《天盃龍ファドラ》 | 《天盃龍チュンドラ》 |
天盃龍は、上記下級モンスターを中心にビート展開をしていき、バトルフェイズ中に連続シンクロ召喚を行い、ワンキルを目指すデッキです。
天盃龍のワンキルの要となるのが、上級シンクロモンスターである《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》をはじめとした高打点モンスターです。
《燦幻昇龍 バイデント・ドラギオン》 | 《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》 | 《トライデント・ドラギオン》 |
《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》を展開した場合、天盃龍の下級モンスターを蘇生し、さらに追加攻撃+シンクロ召喚が狙えるといった動きが可能になります。
【前提】天盃龍でワンキルを安定させるコツ
また、現在では、【ユベル】などのメタとなる対策デッキも環境で活躍しており、非常に突破が難しいケースがあります。
それらのカードを出されないようにするほか、盤面を突破する手段となるカードとして代表的なカードとなるのが、こちらの3枚のシンクロモンスターです。
《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》 | 《鬼動武者 》 | 《ブラック・ローズ・ドラゴン》 |
・バトルフェイズ中に相手のモンスター効果の発動を封じる効果 | ・戦闘時に相手の魔法・罠・モンスター全ての効果発動を封じる効果 ・表側で墓地に行くと自己蘇生 | フィールドのカード全破壊 |
バトルフェイズ中にモンスター効果の発動を封じる《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》や、戦闘時に魔法・罠・モンスターの発動も封じる《鬼動武者
》などを出してから天盃龍でのワンキルを目指すパターンなどの方法が考案されています。
新規対応【天盃龍】の後攻ワンキルの展開方法について
【1枚初動】パイドラ1枚(基本展開)
1. 《天盃龍パイドラ》を召喚し、(1)の効果で《盃満ちる燦幻荘》をサーチ。
2. 《盃満ちる燦幻荘》を発動し、(2)の効果で《天盃龍チュンドラ》をサーチし、適当な手札1枚を捨てる。
3. 《天盃龍チュンドラ》を(1)の効果で特殊召喚。
4. バトルフェイズに入り、《天盃龍チュンドラ》・《天盃龍パイドラ》の2体で攻撃し、《天盃龍チュンドラ》の(2)の効果で《天盃龍ファドラ》をリクルート。
5. 《天盃龍チュンドラ》の(3)により《天盃龍チュンドラ》・《天盃龍パイドラ》の2体で《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》をシンクロ召喚。
6. 《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》・《天盃龍ファドラ》で攻撃し、《天盃龍ファドラ》の(1)の効果で《天盃龍パイドラ》を蘇生。
7. 《天盃龍パイドラ》の(3)により《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》・《天盃龍パイドラ》の2体で《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》をシンクロ召喚。
8. 3回以上攻撃宣言を行なっているため、《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》を蘇生。
9. 《天盃龍ファドラ》の(3)により《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》・《天盃龍ファドラ》の2体で《トライデント・ドラギオン》をシンクロ召喚。
10. 《トライデント・ドラギオン》の効果で《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》・《盃満ちる燦幻荘》を破壊し、3回攻撃を得る。
11. 《盃満ちる燦幻荘》の(3)の効果によって《トライデント・ドラギオン》の攻撃力を倍化。
12. 3回以上攻撃宣言を行なっているため、《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》の自己再生と除去も可能。
【2枚初動】パイドラ1枚+(燦幻開門or盃満ちる燦幻荘)
現在執筆中
【天盃龍】の有効な妨害札について
《天球の聖刻印》
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/ドラゴン族/攻 0
【リンクマーカー:左下/右下】
ドラゴン族モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手ターンに1度、このカードがEXモンスターゾーンに存在する場合、
自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
フィールドの表側表示のカード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。
(2):このカードがリリースされた場合に発動する。
手札・デッキからドラゴン族モンスター1体を、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
《ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン》
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻3200/守2800
Sモンスターのチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードはS召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●自分のフィールド(表側表示)・墓地から、Sモンスターのチューナー1体と
「ブラックフェザー・ドラゴン」1体を除外した場合にEXデッキから特殊召喚できる。
(1):相手がモンスターの効果を発動する度に、
このカードに黒羽カウンターを1つ置き、相手に700ダメージを与える。
(2):相手ターンに、黒羽カウンターが4つ以上置かれているこのカードをリリースして発動できる。
フィールドのカードを全て破壊する。
《鬼動武者
》
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2600/守1400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できず、
バトルフェイズの間だけその相手モンスターの効果は無効化される。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、
自分の墓地の機械族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
《フルール・ド・バロネス》
シンクロ・効果モンスター
星10/風属性/戦士族/攻3000/守2400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、
魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(3):お互いのスタンバイフェイズに、自分の墓地のレベル9以下のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを持ち主のEXデッキに戻し、対象のモンスターを特殊召喚する。
《燦幻開花》
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドのモンスターがドラゴン族・炎属性のみで、
相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合に発動できる。
このメインフェイズを終了する。
(2):3回以上攻撃宣言された自分・相手ターンに、墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分は1枚ドローする。
その後、手札から「天盃龍」モンスターを任意の数だけ特殊召喚できる。
【天盃龍】の先行盤面の立て方・回し方について
基本的に天盃龍は後攻を取って、ワンキルを狙いに行くデッキですが、マッチ戦やジャンケンの都合で先行を取らされてしまった際での盤面の選択肢も開拓されてきました。
《天球の聖刻印》 | 《ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン》 | 《燦幻開花》 |
特に、主要カードとなるのが、《ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン》と、《天球の聖刻印》の2枚です。
また、『INIFINITE FORBIDDEN』で新規収録される《燦幻開花》であれば、サーチして伏せるだけでいいので《増殖するG》などの受けも非常に良くなりました。
天盃龍の先行での動きは、基本的に上記カードを活用し、相手ターンを耐え凌ぎ、返しのターンで「捲り札+初動」+αでワンターンキルを狙っていく形になります。
【天盃龍】の先行展開例①:パイドラ1枚+(開門or燦幻壮)
《盃満ちる燦幻荘》をなるべく先に発動。(※優先)
《天盃龍パイドラ》通常召喚。効果で《燦幻開門》サーチ
《盃満ちる燦幻荘》の効果で《幻禄の天盃龍》をサーチ。手札を1枚捨てる。
《幻禄の天盃龍》効果で特殊召喚し、レベル1にあげる。
《幻禄の天盃龍》と《天盃龍パイドラ》で《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》をシンクロ召喚。
《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》効果で墓地の《幻禄の天盃龍》を蘇生、
《幻禄の天盃龍》をリリースし、効果でデッキから《天盃龍ファドラ》を特殊召喚。
《天盃龍ファドラ》効果で《天盃龍パイドラ》蘇生。
《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》と《天盃龍ファドラ》で、《ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン》をシンクロ召喚。
《燦幻開門》で《天盃龍チュンドラ》をサーチ。《天盃龍チュンドラ》効果で特殊召喚。
《天盃龍パイドラ》と《天盃龍チュンドラ》で《天球の聖刻印》をリンク召喚。
(※レベル7ドラゴン族シンクロモンスターなら他のモンスターでも代用可能)
【天盃龍】の先行展開例②:パイドラ1枚+(開門or燦幻壮)+出張ギミック
《竜の渓谷》+《焔征竜-ブラスター》の出張ギミックを必要としますが、相手ターンに汎用妨害の《フルール・ド・バロネス》などを立てれるため、展開が通った時の最大盤面は通常展開よりも1段、2段回も強固な盤面にできます。
《盃満ちる燦幻荘》発動
《天盃龍パイドラ》召喚。効果で《燦幻開門》をサーチ。
《盃満ちる燦幻荘》効果で《天盃龍チュンドラ》をサーチ。
《天盃龍チュンドラ》の効果で特殊召喚。
《燦幻開門》の発動で《天盃龍ファドラ》をサーチ。
《天盃龍パイドラ》+《天盃龍チュンドラ》で《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》をシンクロ召喚。
《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》効果で手札の《天盃龍ファドラ》を特殊召喚。
《天盃龍ファドラ》効果で墓地の《天盃龍チュンドラ》蘇生
《天盃龍ファドラ》+《天盃龍チュンドラ》で《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》シンクロ召喚。
《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》効果で墓地の《天盃龍ファドラ》を蘇生
《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》効果で《盃満ちる燦幻荘》破壊してデッキから《竜の渓谷》をサーチ。
《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》と《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》で《アルティマヤ・ツォルキン》をシンクロ召喚。
《竜の渓谷》をセット。《アルティマヤ・ツォルキン》効果でEXから《ブラックフェザー・ドラゴン》特殊召喚。
《竜の渓谷》で《焔征竜-ブラスター》を墓地に送る。
《焔征竜-ブラスター》効果で墓地の《天盃龍パイドラ》と《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》除外して特殊召喚。
《ブラックフェザー・ドラゴン》と《焔征竜-ブラスター》で《天球の聖刻印》をリンク召喚。
墓地の《ブラックフェザー・ドラゴン》と《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》除外して《ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン》シンクロ召喚。
【天盃龍】メタ対策で重要なポイント
《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》 | 《キキナガシ風鳥》 |
現在では、《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》、《キキナガシ風鳥》など、天盃龍メタとなるカードが多数採用されていることもあり、ワンキルまでのハードルが上がっている状況です。
それらのカードを突破、もしくは相手の展開時の強力な妨害として、X素材を吐き出させた後に、新規カードの《燦幻開花》でメインフェイズ1をスキップさせて返しのターンでもう一度ワンキルを狙うなどの工夫が必要になってきますね。
《海亀壊獣ガメシエル》 | 《倶利伽羅天童》 | 《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》 |
また、場合によっては、【壊獣】や《倶利伽羅天童》などの相手のモンスターをリリースするカードを活用してワンキルを狙うといった動きも必要になってくるでしょう。
【天盃龍】で先行を取らされた時に有効なカード
また、マッチ戦など、先行を取らされる確率が高いケースでは、下記のカードを投入してなるべく相手に展開をさせずに返しのターンを待つといった戦法が有効です。
《大熱波》 | 《カイザーコロシアム》 | 《燦幻開花》 |
自分メイン1開始時に発動可能。次の自分ドローフェイズまで互いにモンスターの召喚・特殊召喚を封じるカード。 | 自分の場にモンスター数より相手が展開できなくなる、行動抑制カード。 | 自分の場がドラゴン族・炎属性モンスターのみの場合発動可能。メインフェイズを終了させるスキップ効果 |
自分の盤面にもモンスターが何も展開できなくなるデメリットがありますが、確実に返しのターンを狙える《大熱波》は天盃龍にとっては非常にありがたいカードです。
妨害も兼ねながら展開したい場合は、《カイザーコロシアム》《燦幻開花》などの魔法・罠カードを駆使して妨害していくと良いでしょう。